
Story
あらすじ

暴力的な父の元で育った娘、奈月
父親には「毒親」と伝え絶縁したものの、大人になっても被害の記憶が鮮明に残っている奈月。一方で、職場やパートナーとの関係においては加害的になることもあり、その度に自己嫌悪に苦しみ、父親への憎しみを抱えて生きています。

暴力的な父から変わった男、鳥羽
前作「99%離婚」では、DV加害者である翔の変容に大きな影響を与えた「仏」のような上司である鳥羽。自分の加害性を認め、周囲から見ても学び変わったように思える彼は、生きづらさを抱えた娘とどう関わることを選ぶのでしょうか。
Warning
注意事項
フラッシュバックのリスクがありますのでご注意ください
この漫画にはリアルな加害/被害のシーンが描かれています 。モラハラ・DV・虐待・ハラスメントの被害を受けた方々は、自覚の有無に関わらずトラウマを抱えているケースが少なくありません。本書で関連した描写を見ることでフラッシュバックが生じたり、心理的なダメージが表面化する危険性が十分あり、読まれる際には安全・安心な状況や環境を確保されることを推奨させてください。
被害者の方には加害者変容を支援する義務も責任もありません
本書は虐待する親・DV加害者の変容に関する書籍です。「加害者は変われる」と聞いた時、自分にもっとできることがある/あったのではないかとか、自分に至らないところがあるのがダメなんだ、とご自身を責めてしまう方がいらっしゃいます。
しかし、被害者の方には加害者変容を支援する義務も責任も決してありません。関係の終了や距離をとることは決して悪いことでも間違っていることでもないことを強調させてください。
ただしそれらが相手からの攻撃に繋がるトリガーになる恐れもあり、被害者支援の団体やコミュニティにアクセスすることも併せて推奨させてください。
Impression
読者の方の感想
『私には「許さない」と決めている身内がいます』(30代、女性)
私には「許さない」と決めている身内が居ます。その事を打ち明けている相手はごく僅かです。登場人物とは状況も関係も違うけれど、そんな私の気持ちを否定しない内容でした。
本作はパワハラ、毒親、家庭と仕事、そして連鎖。複雑に絡み合い、そして相互に影響しているそれぞれの関係が「お涙頂戴」では無く、とてもリアルに描かれています。
この余裕のない社会で、余裕のない生活を送らざるを得ない人達が、既に犯した過ちや、犯しそうになった過ちを見つめて"自分なりの"答えに辿りついていきます。
これはきっと、「アナタ」の話では無くても「アナタの近くの誰か」の話です。前作と共に、広く読まれて欲しい一冊です。
『「毒親としての自分」「毒親の子としての自分」』(40代、男性)
この本には「毒親としての自分」「毒親の子としての自分」について、考えさせられることや気づきが本当にたくさんありました。
毒親と呼ばれても、それを自分が認めても、それで終わりにはなりません。
例え毒親が死んでも、子どもは傷を負ったまま一生生きていくのです。
毒親と呼ばれる側としては、許してほしい。
毒親と呼ぶ側としては、到底ゆるせない。
自分の中で相反する思いを抱えながら、私はずっと頭の中で悶々と堂々巡りをしていました。
この本に描かれている毒親と、その子どもの在り方は、そんな自分の悩みを解決するヒントを示してくれているように、私は感じました。
「許せなくていい」「許されなくてもいい」
でも、生きる。だからこそ、生きる。
関係を元に戻せなくても、相手に許してもらえなくても、それが終わりにはならないこと。まだ自分にできることはあるということ。
この本を読んで、本当に良かったです。
『自分の正しさを疑い、ためらう事こそが愛である』(30代後半、男性)
この本は、自分が毒親である事に気付かせてもらえる本であり、毒親にならない様にするためにはどうしたら良いのかを学ぶこともできる本であると感じました。さらに、毒親である事に気付いた時に、どう人生を生きていけば良いかについてもヒントを与えてくれています。
私が1番心に響いた言葉は、『自分の正しさを疑い、ためらうこと、ためらう事こそが愛である』のフレーズです。仕事においても家庭においても自分の正しさだけを信じて生きてきた事で離婚の危機に瀕している自分は、多くの人を傷つけて生きてきたのだと思いました。自分の正しさを疑い、ためらう事が出来ていればどれだけ人生が変わっていたかと思います。
職場においても、下請け業者や部下に対して厳しくできる上司が良いとされている業界は往々にして今も残っており、そういう業界で育ってきた自分はこれまで、交渉は常に上でないとという本の中のダメ上司のやり方で生きてきました。
この本に触れ、そういった考え方を変え、人生を幸せに生きていける様に学び続けることの大切さ、そしてその事により得られる幸せの意味を心から学ばせて頂きました。
本当にありがとうございました
『あなたを言い訳にしないで幸せになる』(40代、女性)
人は何歳になっても変わることができ、孤独でない穏やかな老後を迎えられる、と希望を与えてくれる本。今、自分は毒親かも、毒親に育てられたかも、と悩み、孤独や閉塞感を感じているすべての人が共感できる。
パワハラ、モラハラだらけだった昭和世代の負の遺産を断ち切り、毒親でパワハラ上司だった人でも、自分の加害に気づき、学び、新しい人間関係を構築していく過程がわかりやすく描かれている。
中年男性3人の同居は、楽しい設定。大人でも変容し、新しいおもしろい暮らし方をしている人もいる。みんなが周りの人を大切にしながら、こんな生きやすい社会があったらいい。
私も加害者と自覚しており、また家族との関係にも悩んで変容に取り組んでいます。そのため、「誰かを傷つけても、孤独になっても、生きている限りできることはある」「私はあなたを許さない。でも、私はあなたを言い訳にしないで幸せになる」、これらのことばは特に印象に残りました。
『新しい家族のかたち』(40代、男性)
改めてマンガの力はやっぱりすごいなと。今作は毒親以外にも複数のテーマが扱われ、場面転換も頻繁にある印象でしたが、マンガなら一目瞭然だったので非常に分かりやすかったです。
ラストの場面では、たとえ毒親であろうと、愛のかたちがいびつだろうと、親子の想いがすれ違っていても、子どもの幸せを願わない親はいないのだろうと、それはそれで新しい家族のかたちなのだろうと、なんだか深く納得することができました。
Event
出版を記念して様々なイベントを開催中!!
2024年5月31日金曜日20:00-21:00
開催済み
開催済み
開催済み
Message
作者からのメッセージ

龍たまこ・漫画
今回は、親子間のハラスメント、虐待がテーマです。いわゆる毒親と呼ばれた父と、その娘が主人公として登場します。
毒親育ちである娘の生きづらさとはどんなものなのか? 毒親と呼ばれた父のその後の生き方は? 今回の大きなテーマは「ゆるし」です。
毒親育ちの方、毒親と呼ばれた方、自分が毒親かもしれないと思っている方、是非手に取って読んでいただければと思います。
著者プロフィール:3人の子どもを育てるマンガ家。1981年生まれのシングルマザーで、保育士の資格を持つ。ライブドア公式ブログ「新・規格外でもいいじゃない!!-シングルマザーたまことゆかいな子ども達-」をほぼ毎日更新中。著書に『規格外な夫婦』(宝島社)、『母親だから当たり前? フツウの母親ってなんですか』(KADOKAWA)がある。

中川瑛・原作
僕は、人は学び変わることができると信じています。そして、謝ることや償うことが遅すぎるということも決してないと思っています。
でも、だからといって被害者が加害者を許さなきゃいけないわけじゃない。許さなくたって幸せになれる。
そして加害者もまた、償うことを通して、たとえ被害者に許されなくても幸せになりうる。そんな思いを込めて原作を描きました。
著者プロフィール:モラハラ・DV加害者変容に取り組む当事者団体「GADHA」代表。妻との関係の危機から自身の加害性に気づき、ケアを学び変わることで、幸せな関係を築き直した経験から団体を立ち上げる。現在は加害者個人だけではなく、加害的な社会の変容にも取り組んでいる。
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Books
原作者の近著
99%離婚 モラハラ夫は変わるのか
中川瑛・原作、龍たまこ・漫画
KADOKAWA
パートナーシップにおいて加害的な人間は、まず間違いなく子どもに対しても加害をすることになります。また、パートナーに対する加害は、子どもに対する面前DV、暴力への暴露になります。逆に言えば、パートナーへのケアを始めることや、加害者も変われるという具体例を示すことが、子どもに加害を連鎖しないための極めて重要なアクションです。
2022年12月26日発売
Amazonはこちら
若者のための死の教科書
第1章を執筆しています。僕は、自分が遺伝・環境要因が絡んで加害者になったことを自覚した時「こんな僕は、決して子供を持ってはいけない」と思いました。皆さんも考えたことがあるかもしれません。新しい命を生み出すことの責任を考えました。結論を先に述べると「いくつかの条件を満たせば、新しい命を迎えても良い」と思うに至りました。
2022年11月30日発売
Amazonはこちら
孤独になることば、人といきることば
中川瑛・著
毒親と呼ばれた人は、子どもと縁を切られているか、疎遠になっている可能性も少なくありません。呼ばれる恐れがある人も、心を許せる友人が多くなかったり、いつか縁を切られる不安を抱えているのではないでしょうか。孤独は、本当に恐ろしいものです。「誰も自分と共同解釈をしたくない」という事実は、死を願うほどの痛みがあります。
2023年3月29日発売
Amazonはこちら
ケアリング・ワークプレイス入門
中川瑛・著
職場において加害的な文化や考え方、コミュニケーションを身につけ、それを家庭に持ち込む人はたくさんいます。それは20年後、30年後の「毒親」になるための、最も簡単な方法と言っても過言では無いかもしれません。そんな職場自体を、ケアする場にできるはずだと信じて書いた一冊です。
2023年10月21日発売
Amazonはこちら
Communities
関連するコミュニティはこちら

PaToCa
学び変わりたいと願う、 「毒親」と子どもに言われた人のためのコミュニティです。

GADHA
大切な人をもう傷つけたくない、学び変わりたいと願うモラハラ・DV加害者のためのコミュニティです。

CoNeCa
学び変わりたいと願う、「怖い職場」を作ってしまう人たちのためのコミュニティです。
99%離婚
DV毒父は変わるのか
2024年4月2日発売
Amazonはこちら
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